2015/10/27 10:32

こんにちは!

アサイーボウル専門店、EMPORIO EXPRESS代官山です。

空が高く、気持ちのいい日が続いていますね。

気持ちのいい空気、きれいな日差し。
恵まれた環境にいるわたしたちは普段、
とくべつに意識していることは少ないかもしれません。

けれど、やっぱりこういったものはきちんと守っていきたい、そう思います。

EMPORIO EXPRESSのアサイーボウルに使用しているアサイーは、
地球にも優しい環境型農法「アグロフォレストリー」を使用しています。
今日は、この「アグロフォレストリー」についてお話したいと思います。



森をつくる農業「アグロフォレストリー」が生まれた経緯


▲生きるための経済活動と、スラム化を抑制するために政府の方針で土地を与えた結果、
森林伐採と焼畑で荒廃しつつあるアマゾンの大地。しかし、それにも理由があるのです。

アサイーの栽培地ブラジルは貧富の差が激しく、
人口のたった約4%が国の経済を握っているともいわれています。
この国で農業・林業を営む人々は、
生きるためにアマゾンの自然を切り売りしながら生活をしているといっても過言ではないでしょう。
アマゾンのような自然環境の過酷な土地において、農業の失敗は人の生死に直結します。
それと同時に、荒涼地化した土地を、元の姿に戻すには時間がかかります。

このままでは、アマゾンの森林はあと数十年で消失してしまうとも言われています。
人々の生活も、地球の生命も捨てることはできない。
暮らしと環境保全を両立する、持続可能な方法が今、求められているのです。


「アグロフォレストリー」とは、そんな環境を見直す新しい方法。

「アグロフォレストリー」とは、
『農業(アグリカルチャー)』
『林業(フォレストリー)』
このふたつを合成した言葉。
日系移民がブラジルのアマゾンで開発した未来型の「森をつくる農業」です。
荒涼した土地に樹木を植栽し、その間の土地で農作物を栽培します。
土地を有効活用し、森林の保護と作物栽培の両立を図ります。


この農法で、ブラジル・トメアスではおよそ7,000haの荒涼地が再生されています。
これは東京ドーム1,500個分に相当し、年間45,000tのCO2を吸収するとされています。

しかし、アマゾンの全体な大地から見れば、ほんの一部。
まだまだ支援が必要なこともまた事実です。

アグロフォレストリーで育った果物を買うこと、食べること。
これが、アグロフォレストリーへの応援・支持へと繋がっていきます。

難しく考える必要なんてないけれど、ちいさな行動のひとつひとつが、
社会ひいては地球に、少しの優しさを還元できる。
わたしたちEMPORIO EXPRESSは、そう考えています。